実生活について
私が伝えたいテーマは「生きていることの素晴らしさ」です。
なぜこんな話をするのかというと、この世界がどれだけ厳しく、時に理不尽であったとしても、それでも「生きる価値はある」ということを、みなさんに伝えたいからです。
人は悩みます。失敗もします。時には、生きる意味すら分からなくなることもあります。
ですが、本気で自分のことを心配してくれる誰かと出会えたとき、人は安心して悩むことが出来るようになります。それは、とても大きな支えになります。私自身、これまで生きる意味がわからないと感じて悩み続けたことがありました。何をしても満たされないような感覚や、うまくいかない自分に対する焦り。そういったものに押しつぶされそうになることもあったりしました。
でも、この学校に来て気づいたことがあります。それは「悩んでもいい場所がある」ということです。失敗しても、立ち止まっても、否定されるのではなく、見ていてくれる人がいる。心配してくる人がいる。そんな環境があるだけで、人は少しずつ前を向けるようになります。この世界は決して優しいだけではありません。むしろ、厳しいことのほうが多いかもしれません。
みなさんBOSSってご存知ですか?あのサントリーが出しているコーヒーのシリーズです。きっと知ってるはずですね?そのBOSSのキャッチコピーの一つに「このろくでもない、素晴らしき世界」というものがあります。
この世界がろくでもない、というのは間違いないと思います。それでも、そんな世界の中で誰かが自分を心配してくれたり、支えてくれたりする。安心して悩める場所がある。その瞬間があるからこそ、この世界はただの「ろくでもない世界」で終わらず、「すばらしき世界」になるのだと思います。
だからこそ、今もし悩んでいる人がいたら、無理に答えを出そうとしなくていいと思います。この場所で、安心して悩んでいい。誰かが必ず見ています。そして、その時間も含めて、生きている価値の一部だと、私は信じています。