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実生活について

卒業生からのメッセージ

学校を休んで家にいる間、私も苦しかったし、親もすごく苦しんだ。

私は北星入学前、進学校と言われる女子高に通っていました。特に勉強が苦手な訳ではなかったけれど、校則など一つのものさしでしか見ない先生たちに嫌気がさし、常に完璧な自分を求められているような気がしてだんだん学校に行くことができなくなりました。

学校を休んで家にいる間、私も苦しかったし、親もすごく苦しんだと思います。父と母が喧嘩をしているのも何度か耳にしました。自分の父(私の祖父)が亡くなった時にしか泣くのを見たことのなかった父が、私と話をしようとして号泣した時は本当に申し訳なかったし、でも自分がどうしていいか分からず余計に辛かったのを覚えています。

そんな日々を送る中、北星に関する本に出会い、実際に見学にも行き入学することを決めました。

寮父さん、寮母さんは、今でも私の第二のパパ、ママです。

北星に入学してからはそれまでの人生で関わることもなかったような人と一緒に過ごし、男の子が暴れるのを見て怖くてそこでもまた泣きました。でも学校生活を送る中で一見怖い見た目をしている人でも話してみたら優しさが見え、自分も先入観を持って周りを見ていたのに気づかされました。

いろんなタイプの人がいるから、当然自分と違った価値観の人もいる。北星の生活は毎日が濃いし、寮生活となったらなおさら。たくさん悩みました。悩んだとき北星の先生は自分から求めたらいつでもその先生なりの一生懸命で返してくれる。自分と同じ目線に立ってくれる先生は初めてでした。

寮母さんは夜中でも構わず親身になって話を聞いてくれ、寮父さんは口数は少ないけど優しく見守ってくれました。今でも私の第二のパパ、ママです。
北星での3年間がなければ今の自分はないし、大切に思っている人達にも出会えなかった。

自分が選んだ道を進むんです。

大学卒業後3年間違う仕事をし、今は派遣社員として保育士の仕事をしています。「毎日楽しい!」「今の仕事が天職!」と言う人を見ると、キラキラしていて素敵だと思うけれど、私はそうではありません。子どもはとてもかわいいけれど、大変なことだってたくさんある。今の仕事を続けるかも分からない。でもそれでいいと思っています。これまでも自分で考え、これからもそうしていく。自分が選んだ道を進むんです。

この文章を見た人が、「これでいいんだ」と思える道が見つかりますように。

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