実生活について

卒業生からのメッセージ

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2009年4月、2度目の入学式を迎えた。

地元岩内高校を入ってすぐに中退しもう学校には行かずに働こうと思っていた。

中学の時から不登校がちでイジメにあってからクラスメイトも先生も周りみんなが信じられなくなり行けなくなった。

学校に行けない事で家族とはたくさん衝突もしてきたしこのままじゃダメだと思って中学2年の途中から短期療養施設に入って施設と学校を経て中学を卒業した。

それから地元に戻った私はもう中学のクラスメイトには負けない!!
高校生活楽しんでやるんだ!!
って意気込んでいたけれど意思の弱い私はすぐに行けなくなってしまった。

そんな時に「北星余市に行ってみない?」と子供の頃から知っている幼児教室の先生から紹介された。

北星余市・・ヤンキー先生の学校だ!ってすぐにわかった。
私の地元が余市から近いのもあったしよく子供の時にテレビや新聞や色々なのに載ったりしていた学校だったから。

気にはなっていたけれどすぐに不安になった。
派手な人が多い中で見た目も地味で根暗で真面目しか取り柄のない自分が行っても大丈夫なんだろうかと。

紹介してくれた先生から北星は他の高校とは違い自由な事、先生たちが優しくて一生懸命な事、私に合っていると思うって言ってくれた事。
小さい頃から自分の事をよく知っている先生だったから先生が言うなら見てみようかなと思いすぐに親と一緒に見学しに行った。

本当に先生の言っている通りな事に驚いた。
校風も他の高校とは違い厳しくはないし、知らない自分なんかに在校生の人達が優しく微笑んで挨拶してくれたり。
イメージや見た目だけで先入観念を持ってしまう自分が恥ずかしく思うくらいだった。

「ここならやり直せるかもしれない!!」そう思えた。

そして1番入学を決めた理由は中学の時に居た施設の先生が卒業生だった事だった。

いっぱい悩みや相談事を聞いてもらってその先生でも挫折してたくさん悩んで北星に行って卒業できてこんなに立派に働けるのなら自分も入って変わりたいと強く思えたからだった。

学校に入って初めてのバス通学が始まり
1年の時は片道50分くらいかけて通い
2年時は寮に入って3年の時にまた通いに戻って片道2時間かけて通った。

1年の途中から岩内から泊村に引越ししたのもあってすごく遠くなったし朝も早くなったけどそんなの辛くないって思えるぐらいに毎日が濃くて楽しかった。

最初の高校の時に根暗で自分から話しかける事もできず静かな子って思われてた自分が入学してすぐに色々な人達と会話ができるようになったり入室自由な職員室によく行っては先生たちと色々な事を話したり。
勉強は得意な方ではなかったけれどすごく楽しかった。

自分が積極的にやりたい!って事も先生達に伝えて弁論大会に出たり、作文コンクールに出たり、私学助成金の署名活動や私学フェスティバルで一生懸命みんなで練習して催し物のダンスを練習したり。
今までやった事のない事がたくさんできて今振り返ってみてもあんなにたくさんの事をできたのはこの学校に来たからだと思う。

もちろん楽しい事があるからには辛い事もあった。
仲の良い友達が辞めていってしまった事、寮で親しくしていた先輩たちが卒業していった事すごく孤独に思えた事もたくさんあった。
そんな時でも周りが心配してくれたり、先生たちがずーっと話を聞いてくれたり悩みを打ち明けるのが苦手だった家族にも伝えられるようになったりたくさん支えられたから自分は卒業できたと思っている。

この学校に来なかったら全国から集まっている色々な人達と出会う事もできなかったし生涯の友達にも出会えてなかったと思う。

卒業して住んでいる所もバラバラでなかなか会ったり集まったりする事は難しいけれどSNSやメールなどを通じて卒業した今でも連絡を取り合える仲間が居るって素敵な事だと思う。

卒業してからは色々な仕事を経て今は在宅での仕事をしていて卒業して4年経って色々な事があったけれどその度に高校で頑張って色々な事に挑戦した事、達成できた時の達成感に感動した事、仲間が頑張っている姿を見て自分も頑張ろうって思えた。

高校卒業時に疾患に掛かってしまい、職種や制限も出てしまい苦しんだ時も悲しい時もあったけど自分のペースで今を生きようって考えられるようになり家族や身内に支えられながら生活している。

最近色々なニュースを見ていてイジメが今も続いている事や若い人の殺人事件が相次いであったりとかちゃんと学校に行かないまま社会人になってしまったりそういう人が多い気がする。

学校でしか学べない事もたくさんあるから学校に行きたいけど行くのが怖い!!もうどうにでもなればいいやって諦めてる人が居たら何もしないのではなく行動をしてほしい。
かつて自分もそうだったから。

高校の友達は生涯だと言う人が居るけれど本当だと思う。
そしてこの記事を書こうと思ったのは2016年に90名の入学者が集まらなければ北星余市は閉校になってしまう・・
自分の育った母校が無くなる程淋しいものはないしこれからも悩める人達の為にも無くなってはならない!!そう思ったからだ。

絶対に諦めないで欲しい。
合う合わないそれぞれあるかもしれないけど諦めない限りこの学校の人達は手を差し伸べてくれるから。

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