みんなで創りあげる、学校行事 2024.3.4

第57回卒業式が執り行われました。

ついにこの日が来ましたね。

高崎 麻美

本校では3月2日に第57回卒業式が執り行われました。
それまでお天気が良かったのに、卒業式当日はお天気が荒れ、来るまでに大変だった方もいたのではないでしょうか。それでも無事に開式することが出来ました。

まず57期生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
みなさんにとって北星での高校生活はどのようなものでしたか?入学前と今の自分では変化したことはありますか?高校生活に悔いはないですか?
余市に辿り着くまでには、みんなそれぞれ違った環境で過ごし、感じることや抱えていたものも当然違ったと思います。そんなみんなが色々な思いをしながらも、北星余市を選んでくれたことに感謝します。ありがとう。
常にコロナがついてまわり制限もある中での高校生活。もっとこれがしたかった、あれがしたかった、とモヤモヤを残している人もいるかもしれません。修学旅行ではインフルエンザが重なり、みんなで行く事が出来なかったりと、大変な時もありましたね。
それでも、みんなは余市での生活を乗り切り卒業を迎えました。ここで過ごした時間はこの先何にも代えられないし、その時その瞬間でしか得られないものがたくさんあります。それが自分にとって、何だったのか。卒業と同時にそれを得ている人もいるかもしれないし、何年か経ってから気が付く人もいるかもしれません。余市で過ごしたこの時間が、どうかみんなにとって大切で誇りあるものになってくれたら嬉しく思います。
大変なのはこれからです。ここで終わりではなく、ここからがスタートです。この先、投げ出したくなること、うまくいかないことが高校生活以上にあるでしょう。でも、そんな時にどうか諦めないでほしい。北星余市で卒業した、頑張った自分を思い返し、それを自信と糧にして、これからの人生を歩んでいってほしいと思います。

保護者のみなさまも、ご卒業おめでとうございます。
生徒本人だけではなく、保護者の方も北星余市に辿り着くまでにシンドい思いや不安を抱えていたことと思います。
遠く離れた地にお子様を送り出すことは心配と不安が尽きなかったとは思いますが、それでもこの北星余市に送り出してくださり、ありがとうございます。
みなさんの支えがあり、こうして無事に卒業式を迎えることが出来ました。本当にありがとうございました。
それでは、卒業式当日の様子をお届けしたいと思います。


開式前に後輩が3年生の教室へと行き、自分たちで作ったお花の飾りを卒業生の胸へと飾ります。

そして、いよいよ3年生の入場です。まずは3年A組から。


続いて3年B組です。ドレスや袴など、今年も色とりどりの衣装が並びます。


前奏に続き、讃美歌をみんなで歌います。

卒業証書授与です。
一人一人生徒の名前を呼び上げます、担任が名前を呼ぶのもこれが最後です。感極まり序盤から涙ぐむ希絵子先生。そんな姿に生徒からは「大丈夫か〜」と心配の声と笑いと、もらい泣きしている姿も。


みんな壇上の下で待っている担任と握手をしたり、感謝の思いを伝えていました。

壇上から希絵子先生に感謝の気持ちを叫ぶ生徒達も居ました。3年間の愛が込もっていますね。

A組全員の授与が終わった後に、担任と副担任の小杉先生が呼ばれ壇上に上がります。
そこでクラスのみんなからスノボ好きな希絵子先生にボードの板のプレゼントが!そこには寄せ書きも書かれていました。もったいなくて滑れないですね。
小杉先生には練習用のサッカーボールがプレゼントされていました。

みんなで記念撮影。式中にこのような光景があるのが北星余市の卒業式っぽさが出ています。

初めて卒業生を送り出す成田先生担任のB組。成田先生は泣かずに無事に生徒の名前を読み上げることが出来ました。

B組も担任と副担任の本間先生が呼ばれ、壇上に上がります。
2人へのプレゼントは、なんと巨大なクマのぬいぐるみ!運ぶのも一苦労でした(笑)

その後は校長先生の式辞、校歌を歌い、在校生からの送辞です。
3年生との思い出、そして出会えた奇跡に感謝する言葉を、その生徒自身の言葉でしっかりと伝えていました。

在校生からの送辞に感謝の気持ちを述べた後に、卒業生の答辞です。
入学当初の不安な気持ち、そこから時間が経つにつれて変化していった人間関係や、3学年になった時の責任や思いを話してくれました。
後輩達へエールも送り、きっとその思いは後輩達が受け継ぎ学校を引っ張っていってくれることでしょう。

卒業式も終盤に差し掛かり、次に教職員から卒業生への贈る歌です。

祝祷、後奏を終え、いよいよ卒業生退場です。毎年、退場時に後輩や卒業生からの花道が出来上がるのが恒例となっています。
今年も後輩からお世話になった先輩達へ花束などが渡されていました。





先輩との別れに涙する後輩も。


卒業証書を手にした姿は何だか誇らしげに見えますね。

清々しいような、寂しいような気持ちが入り混じった表情を見せながら、各クラスで最後にホームルームが行われました。

改めて卒業おめでとう!
57期生のみなさん、新たな道へ向かって、これから頑張ってくださいね。応援しています。そして疲れてしまった時、休憩が必要な時は、北星余市に遊びに来てくださいね。変わらない姿で、みんな待っています。

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