みんなで創りあげる、学校行事 2025.12.30

クリスマス礼拝&終業式

2学期の締めくくり。
みんなでクリスマス礼拝と終業式を行いました。

今堀 浩

2学期も終わり、只今冬休み真っ最中。
冬季スポーツ大会と2学期期末試験も終わり、12月19日(金)には今年最後の学校行事「クリスマス礼拝」が行われました。今回は、クリスマス礼拝の様子をお伝えします。

まずは、ギターによる前奏。讃美歌258の「まきびとひつじを」を弾いてくれました。静かな、でも会場の雰囲気を集中させてくれる演奏でした。

全員で讃美歌を歌ったあと、ピアノ演奏「戦場のメリークリスマス」です。この1年、折りに触れ「平和」を考えてきた北星余市。そんな1年を締めくくる素敵な選曲と演奏でした。

 

クリスマスの時期に生徒たちに伝えたいメッセージを込めて、宗教主任の髙濱先生からお話です。少し長くなりますが、メッセージの要約を紹介します。


映画「戦場のメリークリスマス」は戦争映画でありながら、戦闘シーンがありません。敵同士、支配する者とされる者という圧倒的な構造にあって、日本人が支配する収容所に捕虜となったイギリス人将校のローレンは次のように語ります。「あなた達日本人が残酷なのではない。私たちは互いに知らないだけなのだ」と。戦争という時代に翻弄されながら、そのような中にあっても人が人として出会うことが描かれていく映画です。

イエス・キリストが生まれた夜、その知らせを一番に告げられたのは羊飼いでした。羊飼いは当時の社会で差別され、いない存在として扱われてきた人たちです。
神はそのような人たちに、「あなたは大切な一人なのだ」と伝えるかのように救い主誕生を一番に伝えました。
2025年も世界中で争いが起こっています。ガザでの戦闘に胸を痛めながら、私たちもまた自分の生活の中で毎日を必死に生き、心を向けきれない現実を生きているのです。

クリスマスはそのような私たちのために、イエスが生まれたことを告げます。皆さんの人生の歩みもまた、大切な一人の命として神は祝福してくださっているのです。


トーンチャイムは I wish a merry christmasを演奏。生徒有志が事前練習を重ねて準備をしてくれました。このトーンチャイムの音色が体育館全体に響くのですが、本当に素敵な音色なのです。13名の演奏者の皆さん。ありがとうございました。

最後は、クリスマス献金です。安河内先生のお祈りとともに、生徒と教職員から集められた献金を捧げました。集めれらた献金は、北海道パレスチナ医療奉仕団に寄付しました。


クリスマス礼拝のあとは、待ちに待った終業式です。
冬季スポーツ大会の各種目、クラス競技、総合優勝の表彰がありました。
表彰状のことばは、執行部メンバーがそれぞれのチームやクラスに向けたオリジナルのものになります。その時の試合の展開や接戦を制した様子、ちょっとしたハプニングなんかも含めて一枚一枚作ってくれています。

そして、2日間のスポーツ大会の総合優勝は、なんと…1年B組でした!!
1年生ながら、いろんな競技の決勝トーナメントに進出していたようです。 おめでとう!

 

教室に戻って、2学期を頑張ったみんなに、校長からちょっとしたクリスマスプレゼント。

それでは、3学期に元気に帰ってきてくださいねー。
みなさまも、良いお年をお迎えください。

 

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