余市から一駅、仁木駅を背にまっすぐ歩いていくと右手に頂白山周辺の等高線が描かれた暖簾がお出迎えをしてくれる。
昨年（2024年）8月にOPENしたスペイン料理専門店、Niquis Miquis［ニキスミキス］の大阪出身のオーナーシェフ中野隆介さんは、1年間、語学留学を兼ねてスペインを訪れた際、現地の方々の温かみや優しさに触れ、スペインが大好きになったという。帰国後は函館のスペイン料理店に勤務して腕を磨きながら、再び渡西の準備を整え、改めてスペイン料理を学びにバスク地方へと渡った。スペイン北部に位置し、海に近いバスクでおよそ2年半修行した中野さんは、せっかく開店するならばと道産食材にこだわり近海で獲れる海産物や近隣の北島豚を使用している。特に野菜に至っては自らも手伝いに行く農家さんから直接卸してもらうこだわりをもつ。
仕入れから仕込みまで一人で切り盛りしているため、営業は週末のみ、金曜日から日曜日は17時から22時までのディナータイムで、土曜、日曜は12時から15時までのランチタイムで開店している。

最後に「おすすめは?」とお聞きすると、笑顔でバスク地方らしい魚料理を食べてほしいとおすすめされた。こだわりの食材を扱う、隠れ家のようなNiquis Miquisで週末の夜を楽しんでみるのも素敵な夜の過ごし方となるだろう。

［MENU］
リエット・・・￥500
自家製ピクルスと余市産ニシンの酢づけ・・・¥1,260
自家製ピクルスと酢づけ・・・¥1,260
ホタテのカルドッソ・・・¥1,500
タラのサルサベルデ・・・¥1,600
北島豚のフィレ肉グリエ・・・¥1,600
パエリア・・・￥1,800