レストラン燻香廊（けむかろう）は、「燻製は料理にするとさらに美味しくなることを知ってもらいたい」という、燻製屋・南保留太郎商店2代目南保敬二（現・会長）の想いから生まれたレストランです。過去に札幌で飲食店を経営していた経験を活かし、お店のデザインや料理など全て南保敬二自身がプロデュースするという形で今に至ります。店舗は燻製屋・南保留太郎商店に隣接した古民家を改築し、店内は古き良き時代を思い出させてくれるインテリアとなっています。落ち着いた雰囲気で、お客様にゆったりとした時間を感じていただけるような空間づくりを心掛けています。お陰様で開店から13年を迎えることができました。開店当初から数年はカフェスタイルで、燻製コーヒーを味わっていただくことをメインとし、燻製を使用したバゲットサンドなどの軽食を提供していました。

試行錯誤の末、現在は燻製のお肉を使用した創作料理が中心となっており、シェフは南保敬二・次男の南保雄大がレシピを引き継ぎ、担当しています。料理の種類は数種類ありますが、中でも【スモークビーフの赤ワイン煮込み】は根強い人気となっています。手間暇かけてじっくりと煮込んだスモークビーフはとても柔らかく、濃厚で奥深い味わいです。また、燻製屋・南保留太郎商店で人気の高い【燻し奴】（豆腐の燻製）をサラダにアレンジした料理や、野菜の燻製を使用したスイーツなども好評です。地元のお客様はもちろん、遠くから足を運んでご来店されるお客様もいらっしゃいます。ランチタイムのみの営業となっており、混み合うこともございますので、ご来店の際は事前にご予約されることをお勧めします。お食事のあとは隣の燻製屋・南保留太郎商店でお土産のご購入もできますので、是非ご利用ください。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

文・写真：南保沙都子

［MENU］
スモークビーフの赤ワイン煮…￥2,200
スモークポトフ…￥1760
デザート（日替わり）…￥550
メニューは一部抜粋