今年は温暖化の影響を考え、2週間ほど実施を早めました。
今堀 浩
北星余市の名物行事!強歩遠足がありました。30キロ・50キロ・70キロをそれぞれの生徒が目標を設定し歩きます。通は30キロ×3年間もありますし、50キロ、70キロ、30キロあるいは50キロ・70キロ・70キロなど様々なチョイスがありますが、リタイアだけはご法度!
ただ目標距離を歩くのであれば、個人のことになりますが、集団を大切にする本校では、事前にクラス旗、のぼり、ゴミ箱(燃えるゴミ・プラゴミ・燃せないゴミ・缶瓶など分別)などをクラスとして作成するので、必然みんなで作業となり、コミュニケーションの場にもなります。クラスだけではなく生徒会の制作物も任意でお手伝いという和があります。
クラス旗はプロジェクターでクラスの絵心のあるメンバーのデザインを映し出し、輪郭を決めるというIT使った手法が普通になってきています。
3Bではナウシカのオームのゴミ箱!二次関数から曲線を算出するという北星史上初の緻密な取り組がすごい!
リタイヤはなしやで!間違いなく関西出身のH間先生の図。クラスの生徒は担任の特性をよくつかんでますね。
私たち風になる!じゃなくてなってる!の違いや、諦めたらそこで諦めですなど国語的にはユニークな言葉が毎年面白いのです。
今年はジブリが多く、上手な構図が多かったです。
ゴールは鉄骨を組んで(まるで建築現場!生徒によってはアルバイトの経験を活かしてくれたりします)安全配慮は怠りません。
さていよいよ70キロの出発集会です。午前0時小樽駅出発します。みんなHIGH状態。
このあとの辛さはまだないです。
午前3:30。70キロと50キロが合流して、出発集会・・・まだ元気!
午前4時まだ余市町(隣町の仁木町に向かう途中)ですが、日の出とともにあっという間に明るくなっていきます。
30キロの生徒と合流して全体の出発集会。早く着いた70キロ・50キロの生徒はやく1時間休憩しましたが、逆に休憩が長いと腰が固まってしまうのです。
第一関門(尾根内という地名)。関門はPTAの保護者の方たちがお手伝いしてくれています(本州からも来てくださります)
先頭が見えてきた!わが子は何処?の図
第二関門は昼食。各下宿・寮では休憩場やお料理の提供があります。朝4時から準備していると聞きます。
管理人さんのサポートがありがたいです。遠足や運動会を思い出す生徒もいるのではないでしょうか。
通いの生徒は学校が頼んだお弁当を受け取ったり、家庭でのお弁当だったりします。
第三関門。今年は総合講座「カルデラ太鼓」の山口先生(赤井川在住)がかき氷の屋台を出してくれました。ちょっとした行列が。
この関門はすでに卒業した生徒OB・OGやPTAOB・OGが運営してくれています。
これから難関の登坂コース。
第四関門、冷水峠です。このころには多くの生徒がグロッキーです。
事情があって歩くことができない生徒は教員と周りながら関門のお手伝いをしてくれています。
事前に作ったのぼりはこのように設置されています。なぜかホッとするのです。
先頭集団がゴールにやってきました!
四国のお遍路さんコスプレ?プラス虫かご?細かい演出ありがとうございます。
ゴールではクラス旗が出迎えてくれます。
ゴールするとPTAの保護者の方が作ってくれた、名物うどんが提供されます。歴史あるレシピでつくられたうどんは絶品!
コロナ禍でいったん途絶えたこともありますが、PTAOBが作り方を伝授し、2年前に復活しました。
おいしくて猛者は7杯おかわりしたとか。
PTAOBからは「完歩りんご」のプレゼントがあります。これも長年続いている取り組みです。
クラスごと学年ごとに記念写真撮って解散です。
明るい時間から暗くなる夜にかけて、時間ごとに集合写真撮ります。
最後の生徒がゴールするまで残って一緒に写真におさまってくれる生徒もいることがうれしい。