良いものを拾おう、普段の様子 2017.4.24

平野校長と生徒のたわむれ。平野校長、タイヤ味のグミを食す。

ドイツのお菓子を味わう平野校長。袋詰め作業を手伝ってくれる優しい生徒。

「ねーねー、すみおー、目ぇつむってー。あーんってしてー」

「なによー、なにするきだよー」と言いながら、目を瞑る。

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「いくよー、はいっ」

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「うわ、、、、、なんだこれ、、、うわーーーー」

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「あははは、、、すみお、ごめーん。おいしくない?おいしくない?」

と夜7時の職員室に響き渡る楽しげな声。

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いや、僕も食べましたけどね、なかなかなお味でした。

この黒い食べ物の正体は、ドイツのお菓子。ハリボー(HARIBO)という会社が製造している、シュネッケン(SCHNECKEN)というグミキャンディー。ドイツ語で「カタツムリ」をさすSCHNECKENと名付けられたこのお菓子、1920年に開発された由緒ただしきお菓子なのです。いいですか?由緒正しいんですよ?

さりげなく書かれている「LAKRITZ」の文字。このラクリッツは、英語ではリコリスというのですが、スペインカンゾウのことです。別に、食べ物で遊んでいるとか、わざとまずいものを作っているとか、そういうわけではなく、北アメリカやヨーロッパで古くから親しまれているお菓子だそうで。

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でもね「かたつむり」というネーミング。そして、この少年が乗ってる自転車のタイヤとお菓子が、全く同じ形って、なんかちょっと、、、、ね。悪意が・・・ね?

※しかし、由緒ただしき歴史あるお菓子です。

ググってみたら、他のブログさんなんかで「ハリボーのタイヤ味」なんて紹介されてるくらいですからね。確かに、ちょっとゴム臭い感じがある。

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でも、ちゃんと「ラクリッツ(甘草の一種)を使った、個性的な味のグミキャンディ。かたつむり型を伸ばしながらご賞味ください」と三菱食品さんからのお心遣いが書かれてます。

まぁー、あれです。国による食文化の違いです。平野校長は社会科の先生。「おおお、ドイツの人たちは、こういう味を伝承する文化の持ち主であるのか!」と広い心で受け止めてくれたことでしょう。

なーんて、笑 生徒たちもちゃんと「すみお、ごめーん」っていってました。

あ、、、、

「先生に対して、校長に対して、そんなことするなんてけしからん!許す大人も大人だ!」

なんて言わないでくださいね。ちゃんと、子どもたちも私たち教員も関係性を考えての間柄です。誰でもやっていいってわけじゃないしね。程度も生徒たちもよくわかってます。たまに地雷踏む子もいるけど。

あー、楽しいひと時だった。そして、生徒たちのおかげで、ドイツにはそんな文化もあるんだーと体験でき、みんなでネットで調べて、へーーーーって共有できたひと時でした。


一方、こちらは昼間の様子。

北星余市では約8割の生徒が寮下宿生活を送っていますので、ご家庭への配布物は郵送で行うのが基本です。今回は5月13日(土)に開催されるPTA総会の議案書と授業参観の案内を作成していたところです。

職員室に来る生徒たちが、その作業を手伝ってくれるんですよ。ほんと、優しいよねー。

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そんな楽しさと優しさに触れた今日の職員室でした。めでたしめでたし。

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