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前川喜平さん講演会「ごちゃまぜ教育の現場から」の様子をレポート

2019.03.19 イベント

北星余市PTA東日本OB会

白土 隆

SHIRATO TAKASHI

  2月11日、北沢タウンホールで前川喜平さん講演会『ごちゃまぜ教育の現場から』をついに開催することができました。
 関東圏在住の北星余市の親たちはもちろん、北海道・東北や西日本からもPTAの仲間たちがスタッフとして続々出没。会場設営や受付・書籍販売などなど、それぞれの持ち場でせっせと動き回っていました。いつもながらの一体感と機動力です。

  何より、記録的な寒波の中足を運んでくださったお客様が大いに盛り上げてくださり、とてもあたたかな雰囲気に包まれたイベントになったのではないでしょうか。
 それでは、200人近い来場者が見守る中行われた講演会の模様を、後日皆さんからメールでいただいたご意見ご感想とともに振り返ってみましょう。

第一部は前川さんの講演です。教育と誠実に向き合っておられる姿勢と気さくなお人柄が滲み出るような語り口。特に今回は、北星余市見学で感じたこと、例えば、生徒たちが気軽に集まる休み時間の職員室の様子が印象的だったことなども織り交ぜながら話してくださいました。  

「前川さんの講演は、期待にたがわず歯に衣を着せぬものでした。」「強い信念に基づいた講演は非常に印象的。」「学びは本来楽しいはず、学校教育とは生涯学習できるように育てること、という言葉が心に響きました。」といった来場者の皆さんの声からもわかるように、常に聴衆の高い期待を裏切らない内容はさすがです。

そして、第二部のクロストークも立派にもうひとつのメインイベントと呼べるものになりました。ほんまちゃん(本間涼子先生)は、どこに行ってもそのまんまのほんまちゃん。卒業生を代表して登壇してくれた坪島真也くん・太田有香さん・田邊愛斗くんとの掛け合いで、ごちゃまぜ教育の現場である学校の空気感をしっかり出してくれていました。優しく語りかける青砥恭さん(さいたまユースサポートネット代表)と、聞きにくいことをズバリ聞いてしまう前川さんとのクロストークに、会場は笑いに包まれたり、シーンと耳を傾けたり。卒業生の言葉に、自然に大きな拍手が湧き上がる場面もありました。

「学校のことを知らずに参加しましたが、途中から凄く興味を持ちました。」「ぐいぐい引き込まれました。」「卒業生の方々は、皆さん本当に真面目な若い方で、まさかそんな過去が、と驚きましたが、自分の言葉でまっすぐ述べる姿に大変心を打たれました。」「青砥さんの絶妙な司会のもと、のびのびと語る3人の若者たちは個性にあふれ、素晴らしい。これからの日本の希望です。」「高校生の子どもを持つ身として学ぶことが多く、子どもを信じることの難しさや大切さを考えさせられました。」「下宿で寮母さんたちも厳しくあたたかく見守っているのですね。私もこういう学校で学べればよかった。」「本間涼子先生の個性もすばらしい。一見型破りなおおらかさ。きっと生徒たちと一緒に笑い、泣き、怒り、その中でそれぞれの生徒の痛みを感じる暖かく鋭い感性をお持ちなのだと感嘆しました。」などなど、多くの評価をいただきました。一方「もっとテーマを絞ってほしかった。」「なぜ非行に走ったのかなど聞けたら、社会が抱えている問題がもう少し見えたかな?」「学校での学びの様子や教師全体との関わりなども、もっと具体的に聴きたかった。」といった建設的なご意見も、感謝を持って受け取らせていただきました。


「気取らない、楽しい雰囲気の会でした。」「私も余市といえば〝ニッカ〟の口ですが、北星余市が加わりました。」「日本中の人々に、北星余市高校の存在をもっと知ってほしいと思いました。」「一人でも多くの子どもが、北星余市という素晴らしい場・大人たち・仲間たちと過ごせるよう、応援しています。」「企画・運営してくださった北星余市PTAの皆さんに感謝します。ありがとうございました。」
 お礼を申し上げる立場の私たちが、逆にこんなにもあたたかな労いの言葉をいただけるなんて、幸せ過ぎます。そうですよね?林田実行委員長。

「前川さんの講演会をやりたい!言いだしたからにはやるしかないと突っ走りました。この企画をきっかけに、『学校に行きたい。でも一歩踏み出せない。』という子どもたちに、こんな学校があるんだよ、と伝えたい。そんな想いで、一年間準備を進めてきました。当日は雪の予報が出る中、小さいお子さんを連れてきてくださった方や、杖をついて遠方からお越し下さった方もいらっしゃいました。とても嬉しく思います。
 聴講くださった皆さんのご意見ご感想を読ませていただき、私たちが想像するよりずっと卒業生たちに想いを寄せてくださっていることに感銘を受けました。
 実行委員はもとより、当日スタッフとして関わってくださったメンバー、聴講してくださった皆さんに、あらためて御礼を申し上げます。」

 こんなに素晴らしいんだから、もっと多くの人たちに聴いてほしかった、という声もいただきました。今後、前川さんと北星余市のコラボの再現があるのかどうかはわかりません。ですが、前川さんはこれからも講演活動を続けられるとのことですから、ますますのご活躍が期待されます。一方の北星余市も毎年全国で教育相談会を開催しており、教員や卒業生と直接お話いただける機会もあります。さしあたっては、2月16日と3月10日に中野サンプラザという日程が組まれています。よかったら気軽においでくださいね。私たちPTAもお待ちしております。

北星余市PTA東日本OB会より転載

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