前川喜平さん講演会「ごちゃまぜ教育の現場から」にお寄せいただいた感想です
主催:東日本PTAOB会
場所:東京都・北沢タウンホール

2019.02.23 イベント

広報部

田中亨

TANAKA TORU

2月11日(月・祝)に開催された本校の東日本PTAOB会主催『ごちゃまぜ教育の現場から』には178名の方がお越しくださいました。

第1部では、前川喜平さんがボランティアスタッフとして関わりを持つ夜間中学で出会った70代の方の話や、漢字を書けなかった生徒さんの話、道徳教育の問題点に加え、昨年北星余市を見学したことは面白い経験で、北星余市特有の職員室の様子に驚いたことなど語ってくださいました。

第2部は3人の卒業生と本間先生の掛け合いのような場面もあり、優しく語りかける青砥先生と、聞きにくいことをズバリ聞いてしまう前川さんとのクロストークに、会場は笑いに包まれたり、シーンと耳を傾ける場面があったりで、中身が濃く北星余市の本質が垣間見えるようなひとときでした。

お越しいただいた皆さんからの感想の一部をご紹介いたします。有意義な時間として残していただけると幸いです。お越しいただきありがとうございました。

今回、前川さんの講演につられて参加しましたが、蓋を開けてみると、卒業生たちのクロストークに魅了されっぱなしでした。彼らが一つ一つ言葉を選んで話す様子は実に印象的で、説得力のある話運びや誠実さに貴校の教育の奥深さを垣間見ました。高校生の子どもを持つ身としては、学ぶことが多く、子どもを信じることの難しさや大切さを考えさせられました。講演を企画された方々に心から感謝です。いつか北星余市高校を訪れてみたいと思っています。

先日は講演会に参加させて頂き、ありがとうございました。前川喜平さんの強い信念に基づいた講演も非常に印象的だったのですが、なによりもクロストークを伺い、一人一人の悩み、希望、考えを疎かにしないことがどれほど大切かということが、卒業生のお三方の真摯で丁寧な借り物でない自分自身の言葉を通じて鋭く刺さりました。グローバル化という「ごちゃまぜ」が進む中で、一社会人としても自身を振り返る貴重な機会になりました。一人でも多くの子どもが、北星余市という素晴らしい場、大人たち、仲間たちと過ごせるよう、応援しております。ありがとうございました。

大変有益で楽しい講演会でした。前川さんのお話も、講師のお話も、生徒さんの報告も率直で、中身がありました。北の厳しい気候の土地で、さまざまな問題を乗り越え、勉学に取り組む生徒さん、またそれを支援する方がおられることは、私にとっても大いなる慰めでした。皆さまのご努力は必ず報われます。その時を待ち、取り組みを続けること。皆さまの活動に期待しております。お元気で。

先日は楽しい時間となりました。幼児連れでご迷惑おかけしたと思います。講演会は久しぶりで、やはり実際生身の方がお話しくださるのは得るものが多かったと感じております。前川さんには以前より興味があり、講演会を沢山されてるようでしたので、機会あれば行きたいなぁと思っており、偶然近くだったので参加できました。マスコミや、メディアは都合よく部分を切り取る事もあるので、ご本人を前に話を聞く大切さを再確認致しました。余市高校の卒業生の方々は、皆さま本当に真面目な若い方で、まさかそんな過去がと驚きましたが、自分の言葉でまっすぐ述べる姿は、大人になると中々出会えない姿で、大変心を打たれました。素晴らしい若者達で、当たり前、みんなそうだから、ではなく自分だけの道を歩いている姿は、寄り道しても大丈夫なんだなぁ、、と逆に励まされました。気取らない、楽しい雰囲気の会でした。また機会あれば参加したいです。ふと道すがらのポスターに興味を持っただけですが、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

『ごちゃまぜ教育の現場から』、講演会とトークセッションは有意義、かつ楽しい講演会でした。前川喜平さんがおっしゃった「学びは本来、楽しいハズ」「学校教育とは、”生涯学習ができるように育てること”」という言葉は、本当に、その通りだと、心に響きました。私は、既に、後記高齢者の人間ですが、若いころ、10代の半ばでしたか、一時期、学校の勉強や、本を読んで、いろいろな事を知ることが楽しくて楽しくて、仕方がなかった時期があったことを懐かしく思いだしましたが、残念ながら生涯学習に繋ぐことはできませんでした。さらに、後半の、北星余市高校卒業生を交えてのトークセッションには、ぐいぐい引き込まれていきました。青砥さんの絶妙な司会進行のもと、のびのびと語る坪島真也君、太田有香さん、田邊愛斗君の3人は、それぞれ個性にあふれ、今は、各自が、かつて経験した痛みを、自分の言葉で、しっかり語ることができている、このことだけでも素晴らしいのに、さらにその経験を糧として、3年間、自分自身をしっかり見つめ、自らの意思で、将来を見据えながら、今は、自分に合った進路を選んで、着実に歩んでいるのです。「彼らは、素晴らしい大人になってくれる!」と感じ、かつ、非常に嬉しくなりました。3人は、これからの日本の希望です。本間涼子先生の個性も素晴らしい! 明るく、一見「型破り」のようなおおらかさ、きっと、生徒たちと一緒に笑い、泣き、怒り・・・・そのなかで、それぞれの生徒の痛みを感じることのできる、暖かく、且つ鋭い「感性」をお持ちなのだ、と感嘆しました。私どもなどがとても持ちえない、先生の天性の特質だと感じました。有難いことだと思います。不覚にも、これまで、20回といわず北海道を(余市も)訪れていながら、余市に「北星余市高校」という、学校が在る、ということを、知りませんでした。今度、北海道に行きましたら、是非余市に寄って、学校をお尋ねしたいと思います。また、日本中の人々が、「北星余市高校」の存在をもっと知って欲しいと、切に思いました。学校の存在を必要としている子供達も少なくないのではないか、と思います。今回の講演会を開催していただいた北星余市PTA東日本OB会のみなさまに、感謝いたします。有難うございました。

昨日の講演会とクロス・トーク、たいへん充実した内容、しかも自由闊達な、気取りのない雰囲気に、たいへん感銘いたしました。前川さんのご講演も、北星余市の教員、卒業生のみなさんのお話しも、すばらしかったです。特に、卒業生お三人のお話を伺い、人間の成長、発展への可能性の無限さを感じました。ご準備に一年をかけたとおっしゃっていましたが、そもそも、北星余市高校の有りかたそのものが、なみなみならないご努力で運営されている、またPTAのみなさんも協働されていることで、こうしたPTAOBのみなさんによる、今回のイベントがおできになったのだろうと思われます。今後とも、みなさんがご発展されますよう、お祈りしております。前川喜平さんのような方が官僚でいらっしゃったという奇跡のような(本来、みなさん、そうあってほしいのですが)ことが、ある、そして、北星余市高校のような地域に根差し、生徒たちの主体性を生かした教育が行われている・・・そんな二つの奇跡を目の当たりにした気分になりました。心温まるひと時でもありました。 ほんとうに、ありがとうございました。

お世話になりました。お蔭様で教育環境に関する課題や問題を考える良い機会になりました。私事に関しては、孫の教育に苦心しているであろう親である息子や娘、更には嫁や婿たちも含めて話し合える機会を作りたいです。そして“気軽に相談できる我家の環境”になるようしたいものですね!その際必要な知識を、前川喜平さんの講演と北星余市の先生とOBの皆さんを交えたクロストークから沢山得ることが出来たように感じてます。有難うございました。前川さんOB会の皆さまのご活躍に陰ながら応援してます!

「ごちゃまぜ教育の現場から」に参加させていただき、大変感銘を受けました。私は、小さな学習支援事業を行っています。様々な困難の中にいる小学生~高校生、156人の規模で、こちらは地域のお節介なおばちゃんでしかありませんが、互いに出会えた幸運を活かしたいと願って取り組んでいます。トークに登壇なさった北星余市卒業生の姿には、私が関わっている子どもたちの、将来の姿が重なって見え、とても励まされました。ありがとうございました。最後になりますが、貴会の益々のご発展をお祈り申し上げます。

若者たちの発言、正直に自分の思いを伝えようとしている姿に、学校の素晴らしさも伝わってきました。前川さんの「先生が丸ごと自分を出してるから、子どもたちも自分を出せる」という言葉が鍵だなと思いました。教師が自分らしく在ることの大事さも感じました。取り急ぎ、ひと言。参加できて、本当に良かったです。ありがとうございました。

この度は、『ごちやまぜ教育の現場から』拝聴させていただきありがとうございます。私は、長く都立高校の教員をしている者です。北星余市のご案内など学校で拝見することもありましたが、あまり知らないまま前川氏の講演目的に参加させていただきました。前川氏の講演内容の良かったことはもちろん、クロストークも非常に深い意義を感じました。特に登壇した卒業生3名はいろいろな意味で自分たちと北星余市の関係を本当に考えているのだろうと感じました。このような若者たちを育てている北星余市に敬意を表すると共に、少なくとも一度は見学に行ってみたいと思いました。とりとめのない感想で申し訳ありません。PTAOB会の維持発展をお祈りしております。

 

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