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「青年ボランティア・アクションinフィリピン」に参加して。
私にとって得たものは実際に行って、自分の目で見て、
そこの人達と話した経験です。

2016.10.28 卒業生

49期・2016年4月卒業生

太田 有香

OOTA YUKA

太田 有香

大分県出身。49期(2015年度)卒業。

本校生徒は、毎年、公益財団法人修養団が用意するプログラム「青年ボランティア・アクションinフィリピン」に参加させていただいております。

平成28年度青年ボランティア・アクションinフィリピン2016

今日は2015年度に参加し、同年本校を卒業し、現在大学生として頑張っている49期太田有香さんに、フィリピンの経験を語ってもらいます。

INTERVIEW

卒業生キラ星インタビュー

ーー このプログラムに参加することになったきっかけはなんだったんだろう?

こういう企画は1年生のときから知っていました。2年生になってからの私はいろんな経験をとにかく積み重ねたかったので「このチャンスに行かなくちゃ!」って思いました。卒業生でこのボランティアに参加した先輩がいて「子供たちがすごく好きになってくれるから、離れたくなくなるよ」と言っていて気持ちが固まりました。

ーー いく前の心境ってどんな感じ?あんなものを見たい、こんなことをしたい、経験してみたい、、、そんな思ってた事はある?

期間は、約1週間。初めての海外、初フィリピンなので「どんな所だろう?」「どんな友達ができるだろう?」とワクワクしてました。とにかく見た事、聞いた事、出会う人達、全部を焼き付けたかった。あとは「どんな感情が湧いてくるか、何かを考えたりするのは実際に行ってみてからだ!」って思ってました。

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ーー 実際に訪れたところはどこ?どんなところだった?

首都マニラにある貧困地の小学校や、スモーキーマウンテン、マザーテレサの施設などに行きました。

小学校では、フィリピンと日本の歌を題材に、その手話をみんなで覚えて、訪問先の子供達に披露しました。私達を歌とダンスで歓迎してくれたりもしました。列に並んでもらって、お弁当と文房具をプレゼント。あとは、お土産で持って行ったオモチャで一緒に遊んだり、写真を撮ったり。お家に入らせてもらったり。一緒に遊園地と動物園にも行きました。

北星余市でも地域の幼稚園や老人施設の方に読んでいただいて訪問したり、とにかくボランティア活動が盛んで、私もよく参加していたので、活動としては似たような感じでした。けれど、抱えている背景や状況が違ったり、勉強していったつもりでも言葉が通じなくて会話が難しかったり、違う面もいろいろとありました。言葉については、英語や現地の言葉が話せなくても、その分お互い顔の表情やジェスチャーとか、いろんな手段で伝えようとしました。そうすると知ってる簡単な英単語を並べるのが精一杯でも「あ!伝わった」って瞬間があって、違う言葉を使って伝わることの面白さを感じました。

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ーー スモーキーマウンテン、マザーテレサの施設はどうだった?

スモーキーマウンテンというのは、地面の断面にあらゆるゴミが埋まっている場所。私がそこで見たのは、ゴミが長い年月をかけて積み重ねられた大きくて高い山と、その泥の地面を裸足で歩く人でした。マザーテレサの施設というのは「死を待つ人の家」と呼ばれるところ。そこではハンセン病などの障害を持った人たちと一緒に暮らすシスター達に出会いました。それまでの小学校への訪問とは違い、言葉や仕草や表情から読み取る事が出来なくて、とても浮かれてられませんでした。シスターの言った「親切はまず隣の人や家族や友達、身近な人達へ。それが大海の一滴になる。」という様な言葉を聞かせてくださったのが印象的でした。

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ーー そこで何かを感じたり、得たりしたものってある?

私にとって得たものは実際に行って、自分の目で見て、そこの人達と話した経験です。ボランティアって何かをしたり、与えに行くイメージがあるかもしれませんが、逆に私がそうした経験や感じるものを与えてもらったという感じです。

それと、複雑な気持ちになったのを覚えています。私達が泊まっていたのは綺麗なホテルでお料理も美味しいところでした。そこから貧困地に訪問するっていう違和感というか悔しさみたいなのを感じました。

一番忘れられないのは、コンビニに寄って買い物をしてからバスに戻る時に、いわゆるストリートチルドレン達が私達に近づいてきて、その時に案内の人から「目を合わせたり会話をしちゃダメ。他のみんなにも迷惑がかかる」って言われた時ですね。たぶん、お金や食べ物を欲しがってたんだと思いますが、私が付けていた名札を見たストリートチルドレンが「ユカ!ユーアーマイフレンド!」って叫びながら私に手を伸ばしてきたんです。私はその子供たちと小学校で仲良くなった子供たちが重なって見えて本当に悔しかった。無視できず、でも、何もできず。「ソーリー」しか言えなかった。お腹がペコペコでコンビニにも入れてもらえないストリートチルドレンの子供たちに結局なにもできない。

すべてのストリートチルドレンにこの団体だけの活動では手に負えない現状を感じて、とても心苦しくなったのを覚えています。14672737_660982857413449_148730854_o500

ーー ちなみにその印象に残ってることも含めて、全体的にその経験が今の有香ちゃんに生かされていることとかってあるかな?

今、これが何に生きているかということは正直自分でもはっきりとは言えません。私は、国際関係や貧困問題やボランティアや福祉などを専門としているわけではないので。けれど、ここで得た経験は、間違いなく私の人生でいろいろ感じることのできた素敵な経験で、それが今後の人生のどこかで影響をしていくのだと思っています。経験を積み重ねるって、たぶんそういうことなんじゃないかなって思っています。

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