経験を豊かにする、イベントや取り組み 2020.11.19

Choose your life! な講演会

自分の人生、自分で選択してる?
そんなお話を聞きました

今堀 浩

前回のブログ更新からもう1ヶ月以上。ご無沙汰して、申し訳ありませんでした。

今回のブログ、10月14日(水)に行われた講演会の様子です。遅くなりました!


東京で、若者の就労支援(というのとも、ちょっと仕組みが違うのですが)をされているHASSYADAIというところがあります。その中の、若者の選択格差をなくすために中学や高校を中心に若者向けの講演をメインに活動しているHASSYADAI Socialから、お二人の講師をお呼びして講演をして頂きました。ちょうど前日に本校卒業生が、その関係団体さんで研修を受けている様子が「ガイアの夜明け」で取り上げられていました。

講演は3時間目と4時間目を使い、体育館にて行いました。

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講師の勝山さん。「今日、僕の話を聞いたからといって、劇的に人生が変わるとは思えないし、すぐに何かが変わることも無いかもしれない。ただ何かひとつでも引っかかって、これからの人生を考えるきっかけになってくれたら」といった訴えから話が始まりました。

講演内容は、勝山さん自身の体験や経験、これまで関わってきた人からの影響を交えて、「人との出会いなど自分ではどうにもならないものもあるが、自分で選択できるものがある。それが自分の人生で、どう進みたいか、そのために何をしなければいけないかを考えてほしい」といった話をしてくれました。

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講演を聴いた生徒の感想をいくつか紹介します。こちらからも講演の様子を想像してみて下さい。

 

正直なところ、「凄い人生を歩んできたのだな」と思ったのが一番です。ですが、変わらなきゃと思っていても、そう簡単に変われる人はいないと思います。営業をするにあたって研修に行って恥をかいて、そこで諦めないのも度胸がいることですし、根本からいえば、営業の仕事を始めようと思った時点で勇気がいることだと思います。自分は不登校になり、引きこもりになり、外に出たり人と関わるのが怖くて、うつ病になりました。あのとき、一歩踏み出していれば、僕は何か変われたのでしょうか? まあ、結局、人生は選択の連続で、その時の自分が会ったからいまの自分があるのでしょうけど。僕はお二人の話を聞いて、人生観は変わった気がします。中学受験をして、いい中学校に入ったので、学歴や肩書きにずっと縛られていました。が、いろいろな生き方があると知り、その束縛から解放されたように思います。(1年男子)

 

私の地元は田舎で幼稚園から中学校まではほとんど同じ友達としか過ごしてきませんでした。高校に上がる時、きっと地元の高校に入って、何の変わりもなく、どこかで苦しい思いをするなと感じていたので、私はこの北星余市に来ました。まだ高校生活が始まって半年も経っていないけど、ぐんと世界が広がったし、やってみたいことがすごく増えました。多分地元の高校だったら見つけられなかったと思います。高校生という節目に、新しい一歩を踏み出したことによって、今までに出会ったことのない人と友達になってその友達に自分を知ってもらおうと、自分のことを話して友達のことを知っていって。私が踏み出した一歩でこんなにも人とつながっていくとは思っていませんでした。勝山さんのHASSYADAIの講演を聞いて、改めて考えさせられました。私にとってとても大切な時間になりました。(1年女子)

 

HASSYADAIの講演すごく自分のためになりました。最初はめんどくさいなとか、人の話を聞いてばかりいると嫌気がさしてくる私でしたが、勝山さんの話すごく楽しかったし学ぶことが多かったです。私も以前やんちゃではなかったけど、自分に自信がなく挑戦から逃げてばかりでしたが、勝山さんのように一度大きなことに挑戦したら、今まででは考えられなかったようなことばかりです、いい意味で。勝山さんの話に共感することが多く、勝山さんのオススメの動画と本、急いでメモしました。結局わからなかったけど(笑)。その後に合ったお話会行きたかったけど課題に追われ行けずじまいでした。来年は行けたらいいなと思っています。本当にスピーチ素敵でした。(1年女子)

 

三浦さんの海外のお話などが面白かったです。三浦さんが教えてくれた対人テクニックはこれからも役に立ちそうです。本当にありがとうございます。勝山さんの話も面白くなるほどなぁと思いながら聞いていました。参考になりました。ありがとうございました。お二人とも来てくれてありがとうございます。密かに応援しております。がんばってください。(1年男子)

 

私は、私は今回の講演を聞き自己決定の大切さを学びました。私はどちらかというと自分で何かを決めることが苦手です。日々の生活の中でも「これとあれとどっちが良い?」と聞かれると「どっちでも良い」と答えるような人間です。でも自分で決められたらいいな思います。なぜなら、自分で決めたことの方が意欲的に何でも取り組めると思うのです。私は自己決定できる人間になるために日々の生活の中で自分で決めることを意識した生活を送ろうと思います。(1年女子)

 

自分の人生を”自分で”選択しないと幸福度が違う。正直驚きでした。お金があってもなくても、周りが羨むような人生を送っていても自分でその道を選ばないと意味がないことを知りました。人生一度しかないし選んだ先にすごく辛い道が待っていたとしても、自分で人生を選んで歩んでいきたいです。人生のことを考える良い機会になりました。高校3年間で新しい可能性や新しい夢、目標が出来たなら、きちんと考えて悔いのない人生を歩みたいです。本当にありがとうございました。貴重なお話を聞かせていただき嬉しいです。(1年女子)

 

自分は今回話を聞いて正直「何当たり前のこと言ってんの?」って思った。自分が大人になってやりたい事は自分で決めなくちゃだめだし、もし自分で決めたことじゃなく親の決めたことをやったとして何かにつまずく事はきっとあると思う。それで、その何かにつまずいたらきっと自分は親のせいにしてしまうと思う。なんか「母さんがここ行けって言ったから行ったんだよ!」みたいな。だから自分で決めた道じゃなきゃダメだと思う。ダメでもないかもだけど、何か言い訳ができちゃうから。自分で決めたら言い訳できないけど、他の人が決めたら言い訳ができちゃうから、なんか嫌だ。でもきっとこういう考え方はできたのは親のおかげだと思う。ありがとう。なんかだいぶ話が違うけど、今回、勝山さん三浦さんの話が聞けて良かったなと思った。ありがとうございました。(1年女子)

 

HASSYADAIの勝山さんの話を聞いて、特に印象に残った事は、自分で選ぶ事といろいろな人に会うことの大切さです。自分で決める事は話を聞いていて自分もそう思うと共感しました。やっぱり他人にやれと言われたことと、自分でやると決めたことでは、やる気の入り方も全然違うと思ったからです。そしていろいろな人に会うことの大切さは、自分も人に会うことで物事の見方が変わったと思いますし、バイトで今まで行ったことのない街にいる人やこの学校で会った人で、今までとは少し違う考え方ができるようになったからです。あと植松電機の社長さんの話は自分も話を聞いたことがあり知っていたので、名前が出てびっくりしました。今回の公演で、ここに来て1年半で感じ思ったことに少し自信が持てた講演でした。(2年男子)

 

勝山さんのお話がとても面白く、惹きつけられました。私は北星余市に来るまで、9割の人が四年制大学へ進学するような高校へ通っていました。毎日がひたすら勉強で、でも将来が全く見えて来なくて。正直今も将来は決まっていないのですが、今は大学に行こうか就職しようかとても迷っています。一番不安に思っているのは、大学に行かないと安定した職に就けないのではないかと言うことです。そんな中で今回の講演を聞きました。心に強く残ったのは、「自分の好きなことを突き詰めなさい」と言うメッセージがあったビデオです。将来が見えなくて不安ではあるけれど、勝山さんがおっしゃっていたように、変わらない毎日を過ごすのではなく少しでも新しい分野に触れる機会を増やしていこうと思えました。ちなみに私の今の夢は北欧暮らしをすることです。今回は貴重な機会をありがとうございました。(2年女子)

 

野生の象と動物園の象の寿命の話を聞いて、自分で考えて行動するのと与えられて生きていくのでは寿命が全然違っていて、自分で考えて行動していくのって大事なんだなって思いました。自分で考えて行動に移すってすごく難しいことだけど、でも誰かに与えられた道を何のやりがいもなく歩いていくよりは難しい方がやりがいもあっていいなって思いました。(2年女子)

 

私は今、進路に悩んでいますもう。高校3年生で、周りの友達はどんどん進路が決まっていってて、なのに自分は何も決まっていないんだと思うと焦っちゃうし不安になります。でも焦って選択して失敗をしたくありません。今回勝山さんの話を聞いて「思い切って飛び込んでみる」ことも大事なのかなと思いました。「将来ああだこうだ…」と悩む前に、自分が本当はやりたいと思っていることに、失敗してもいいから飛び込んでみるのもありかなって思いました・(3年女子)

 

実は最初興味がありませんでした。理由は「人の将来に他人が口出しするのは違うでしょう」と思っていたからです。ですが話を聞いてみると私たちに対してああしなさいこうしなさいではなくて、ヒントやコツを教えてくれていて、勘違いしていた自分に腹が立ったし話に感動して泣きそうでした。これからの人生選択を大切にしていこうと思って進路を変えました。変える前は「考古学を学ぶ」でしたが、しかしこれはつい最近思い立ったことで、進路に迷っていた時に「これでいいか」的に選んでしまったことでした。でも実際心の底から好きなのは絵を描くことで、勝山さんの話を聞いてからは心のモヤが晴れて迷いのない選択できました。もしあの日休んだりしていたら後悔する人生を送ったんだ、と思うとかなり怖いです。人生を変えるきっかけを作ってくれて本当に感謝しています。ありがとうございました。(3年女子)

 

途中に流れていた動画の「お金がないとしたら何がしたい?」という質問は特に印象に残っています。私はやりたいことのために進めているんですが、周りの友人があの動画を見て「改めて考えていたら自分の本当にやりたいことが見つかり進路を変えた」と言う子がいました。その他にも本を読み言葉を知ることの大切さを感じました。勝山さんの講演は大変面白く、ここまでわかりやすく話せるのは積み重なっている経験もあると思いますが、本をたくさん読み、言葉を知って様々な感情への名前を知っているから伝わってくるんだなと思いました。今回のことで私もより本を読もうという気持ちになりました。(3年女子)

 

先日の講演では「自分が何をやりたいのか」や「理想の生活と、進もうとしている道の生活とのギャップを考える」など様々な吸収がありました。看護師という、簡単にはなれず、なってからもとても大変な職業であるとは思っていますが、小さな目標を立てひとつずつクリアすることで理想の生活に近づいていければいいなと思うようになりました。勝山さんと一対一で話したときに、看護の資格を使って国内だけでなく海外に行って働いてみたいと言ったと思います。その前に東京へ行き、看護とは違った職業を見てみたいのでいろいろなところに連れて行って欲しいです。看護に限らず、人のためにできる仕事は今は知らないだけでたくさんあると思います。勝山さんや三浦さんのように、人に何かを伝える事は誰かの心を動かしたり目標になるのだと思いました。僕が同じことをできるかと聞かれたら無理だと言うと思いますが、機会があればやってみたいです。ありがとうございました。(3年男子)

 

今年はあと2回お招きする予定です。が…。 

このコロナの影響が大きく、少々予定がずれてしまいそうです。

 

 

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