懐かしの冷菓

2023.12.14 コラム

ひまわり下宿 寮母

大村ひとみ

HITOMI OMURA

今年の夏は、異常気象による暑さのため、毎日、アイスキャンディーを食べて過ごしました。こんなに食べたのは何十年ぶりだったでしょうか?

私が子どもの頃、昭和40年代のことになりますが、夏休みに朝のラジオ体操に出席すると帰りにアイスキャンディーを1本、夜になるとそれぞれの町内会で盆踊り大会を開催し、参加した子どもたちにはアイスキャンディーが配られたものでした。近所の友達や弟妹とおやつ目当てに、毎日参加した事が懐かしく思い出されます。

もう一つ思い出される冷菓があります。それはかき氷。夏になると和菓子屋さんの店先に「氷」の旗が下げられ、お盆のお墓参りの帰り道に家族と一緒に食べに行ったものでした。

今時のかき氷は、とても豪華なものになっていますが、あの頃はいちご、メロン、レモン味のシロップを氷にかけたシンプルなものでした。当時はかき氷ではなく、「氷水」と言っていました。ちょっと贅沢をして、練乳をかけて食べた時は、とても幸せな気分になりました。

その後はお祭りやイベントの屋台で、かき氷が売られるようになり、和菓子屋さんの氷水がなくなってしまい、もう食べることができないのが、とても残念で仕方がありません。10月に入り、街もすっかり秋めいて、一月前の暑さが嘘のように感じられます。私は、毎日栗拾いに出かけ、栗きんとん、甘露煮、渋川煮と、栗スイーツ作りにはまっています。

文:大村ひとみ/イラスト:石田愛実

 

プロフィール

大村ひとみ | Hitomi Omura

余市町で生まれ、40歳の時に知人の紹介で北星余市高校男子寮の寮母として家族と余市に戻り、10代の男の子との悪戦苦闘の日々を続け今年25年目を迎え、現在に至ります。

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