みんなで創りあげる、学校行事 2018.4.10

ようこそ北星余市へ!

入学式の様子です。今日からみんな北星余市の仲間たちです。

4月7日、入学式が執り行われました。
1年生65名、2年転編入生3名が新たに北星余市の仲間となりました。
同じ式とはいえ、卒業式とはまた違った緊張感の入学式。
そこには、ここに来るまでの様々な過程があったことでしょう。親子共々、悩み苦しんだ日々があったと思います。なんとか北星余市に辿り着き、入学式を迎えられたこと、我々にとっても嬉しく思います。
これからの3年間や2年間、ただ楽しいということばかりではないと思います。でも、きっと大丈夫。そんな時には、寮・下宿のおばちゃん達や先輩達、先生もいます。先輩達もここで過ごす中でたくさん悩み、考え、みなさんがこれから感じるであろう思いもたくさんしてきているはずです。1人で悩まないでくださいね。力になってくれる人が必ず周りに居ますから。
そんなわけで、今日は入学式の様子をお届けします。


朝の打合せで1年生担任団から意気込みが、、
福田先生、とっても緊張していて、こちらまで伝わってきました(笑)
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A組担任の本間先生。
旅行が好きで、夏休みなどには色々なところに飛び回っています。自分の写真が入ったNIVEA缶をお土産に買ってきてくれたりするユニークな先生です(笑)
生徒のことでも飛び回る、何事にも情熱的な先生です。
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B組担任の福田先生。
パンと読書をこよなく愛する先生です。
いつも生徒優先で自分の仕事はそっちのけ。昨年度は夜遅くまで残っている日々をよく見かけました。
真面目で聞き上手な優しい先生です。
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初めてのホームルームが始まるまで2人はバタバタ・・・
あれとこれと、、、あ、これも伝えなきゃね。生徒の名前間違えないようにしなきゃなと、ブツブツせかせか。
担任を持つのが初めての福田先生に周りの先生達が「見に行くね~」と温かい(?)お言葉が。でも、「余計緊張するからやめてください!(笑)」と福田先生必死に断っていました(笑)
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さぁ、いよいよ10時になり出欠確認の時間です。
どんな生徒たちなのか、先生たちもドキドキしていますが、生徒のみなさんだってドキドキしていましたよね。遠い所からこの余市に来るのだって不安なのに、この教室に入ること、どんなクラスメイトがいるのか、どんな学校生活が始まるのか、友達は出来るのだろうか、、いろーーーんな不安があったと思います。そんな中、本当によく来てくれました。ありがとう。
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さて、早速教室の様子を覗いてみますかね。
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当たり前ですがまだ慣れないクラス。教室内には独特な緊張感が漂っていました。
そして、体育館へと向かい入学式が始まります。


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新入生代表として入学のことばを述べてくれた1年生。
「全国から来た人たちと生活するのが楽しみ」「勉強だけでは得られない、何か大切なものが学べると思っている」
是非、これからの高校生活をうんと楽しんでほしいと思います。
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そして、次に生徒会長から歓迎のことばです。
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1年生の顔を見ながら語りかけるように、心強くもあり優しく話してくれました。

54期生の皆さん御入学おめでとうございます。
今日からはみなさんは北星余市での生活がスタートしますね。今日から北星余市の仲間です。

これから先の学校での生活は最高の日々になることでしょう。優しい先輩や先生、そして下宿の人たちにかこまれて、毎日が楽しくてたまらないはずです。安心してください。この学校に入学したからには、みなさんの未来は希望にみちあふれています。

なんていうことを僕はいうつもりはありません。

今まで2年間ここ北星余市で過ごしてきた経験をいかして僕なりの歓迎の言葉を話します。

皆さんようこそめんどくさい学校へ!
よくこんな茨の道へやってきましたね!
なんでそんなことをいうのか。それはみなさんのこれからの日々はとても険しい道のりになるからです。
今日からの学校や下宿での生活は、決して楽なものではありません。
きっと、自分の思い通りにいかずイライラすることや、誰かの些細な言葉で元気がなくなってしまって落ち込むこと、上手くいかず何もかもがめんどくさくなって全てを投げ出してしまおうという気持ちになること、、、
挙げればきりがありません。そんなしんどい日々が待ち受けています。2年間ここで過ごしてきた僕が言っているのですから、嘘ではありません、本当のことです。

みなさんは今までの学校や社会では、誰かに合わせて、みんなと同じように過ごしていればよかった。
失敗をしないように波風を立てないようにフツーに過ごしていればよかった。誰かと群れを作っていればよかった。自分らしさを消して、いい人を演じていればよかった。かもしれません。
でも、今日から先、今までとは変わります。
なぜなら、これから先この学校で過ごしていくことは、自分の個性、自分らしさを打ち出していく必要があるからです。

僕は「人は1人で過ごしていても変わることはできない。」と思います。
この学校には全国各地から、育ってきた環境も年齢も自分とは持っている価値観も全く違う人たちがたーくさんいます。それぞれ持っている悩みも、苦しみも、悲しみも、みんな違います。
そんないろんな個性をもっている人たちと関わっていくと、いいことがあります。
それは「自分とは違う個性を持った人と関わっていたら、今までとは違う自分になれる」ということです。
すぐに何かが劇的に変わるわけでもないかもしれません。自分や周りの変化に気がつかないかもしれません。
しかし、今までとは違う自分に変わっていくことって楽しいことなんです。仲間がいるから、自分以外の誰かがいるから、おもしろいんです。なにを言ってんだこの人は?って、そう今は思ってもらっても全然OKです。
人と違うことって素晴らしいことだな~って僕はそう思いますよ。
今はまだ自分の自分らしさってどんなものかわからないと思います。わからなくて当然ですよ。僕だって自分の自分らしさなんてわかりません。

最初は戸惑うかもしれません。今は不安な気持ちでいっぱいでも、楽しくて、おもしろくて、元気がでるような素晴らしい経験が待っていますから。
きっとみなさんなら辛いこと、しんどいことを乗り越えることができます。だから大丈夫。
だって、担任の先生をはじめ、面白い先生たちや、ちょっと変わり者の僕や、素晴らしい生徒会のメンバー達。2年生、3年生の人たち、下宿の方々、地域の人たち。そんなバラエティに富んだ素晴らしい仲間たちがいますから。

皆さんはこの北星余市という学校の輪の中にただいればいいんです。
そしたら、いつの間にか新しい自分に変わっていますから。
輪の中に入って何かを頑張れ!なんて、僕は言いません。僕が言いたいのはそれだけです。

「みんな違ってみんないい。」その言葉がピッタリ当てはまる学校は他にないです!
みんなはもうすでにキラキラ輝く個性、自分らしさを持っているんですよ!

私たちはみなさんが北星余市の仲間になることを心から歓迎します!ようこそ北星余市へ!

2年間、自分自身過ごしてきたからこそ言えること。自身も2年前、不安な中で来たからこそ伝えられること。
少しでも新入生に伝わってくれたらいいなぁ。
歓迎の言葉が終わった後は、生徒会メンバーの紹介です。
入学式当日もクラスや教室が分からない新入生たちを案内したり、困っていそうな生徒に声をかけたりしていました。頼もしい先輩たちです。
困ったことがあったら、聞いてみてね。みんな同じ気持ちを経験してるから分かってくれるはずですよ。
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そして、最後に教員、生徒会一同で歓迎の歌として、卒業式でも歌われた「嵐」と校歌を歌って、入学式は無事に終わりました。
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昨日は対面式があり、今日は身体測定、明日からはいよいよ授業が始まります。
昨日の対面式では、担任団が体を張っていましたよ~☆その様子はまた明日お伝えします。
よし、明日からみなさん頑張りましょうー!

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