良いものを拾おう、普段の様子 2026.10.27

全校礼拝でのお話です。

自分の気持ちを分かるのは自分しかいないから大切に。

高崎 麻美

みなさん、こんにちは。31日はハロウィンですね。昔は日本に今のようにハロウィン文化はそこまでなかった気がしますが、いつからか、お店や色んな所がハロウィン一色になっていますね。
本校でも生徒会が何かしようと考えているみたいですよー。楽しみですね。

さて毎週月曜日の1時間目は、本校は全校礼拝の時間となります。そこではいつも宗教主任の高濱先生のお話や、余市教会の西岡さん、他の地区から来てくれた牧師さんにお話をしてもらうのですが、昨日は3年生の生徒が話をしてくれました。
今日はそのお話をみなさんにお届けしたいと思います。この日の為に頑張って仕上げた原稿です。自分の思いや考えていることを全校生徒の前で話すのは勇気がいることだったと思いますが、頑張って話してくれたので、是非みなさんも読んでみてくださいね。


みんなに聞きたいんだけど、もし今日が人生最後の日だったら、今の自分に「これで良かった」って言えますか?
正直、私は自信を持って言える気がしないんだよね。
みんなもあると思うんだけど、私って周りの目を気にしすぎちゃうのね。
「こうしたらどう思われるかな」とか、「こうしたほうがいいのかな」とか、いろいろ考えちゃって、自分でも何がしたいのか、どうしたいのか、わからなくなっちゃうことがあるんだよね。
それで色んな人に「あやね、それは気にしすぎだよ」って言われる始末。
今までのことを振り返ってみても出来なかったことがたくさんあって、「あの時やってたらな」とか、「もっとこうしていればな」って思うことがあるんだよね。

例えば私が2年生の時。1年生で入学してきた女の子の中ですごい自分を貫いてる感じがしてカッコイイ子がいて、ずっとその子と話したいなって思ってたの。
ある日、その子が下宿の迎えを待っていて、玄関にいた時に偶然会ったんだよね。そしたら一緒にいた友達が、私がその子を気にしてるのを知っていたから、「話しかけておいでよ、いいチャンスじゃん」って言ってくれたの。でも、そこで私の人見知りが出ちゃって、結局話しかけないまま私が帰っちゃったんだよね。その後、一度も話しかけられないまま、その子は学校を辞めちゃって。
「あの時、私が話しかけて、もし仲良くなれていたら話を聞いてあげられたのかな」とか、「何か違う結果になっていたのかな」とか、いろいろ考えた。
結局あとからインスタで連絡して、自分が思っていたことは伝えられたから、今も引きずっているわけではないんだけどね。
 
でも、こういう風にやりたかったのに行動できなかったことって他にもあって、そのひとつが2年生の評議員のこと。

私、評議員を決める時、一生懸命自分がやりたい理由を書き出したの。
自分なりに素直になって、「みんなから私が悪いイメージをもたれていると思うけど、本当は違うんだよ」って伝えたかったし、評議員になることを、自分を変えるチャンスにしたいと思ってた。それを、恥ずかしかったけど、みんなの前で話したんだよね。
でも、結果発表の日、私は評議員に選ばれなかった。自分なりに一生懸命考えて、勇気を出して伝えたつもりだったから、すごくショックだった。それで、自分を変えたいってキモチを勇気を出して伝えたのに伝わらなかったんだ。元々、むいてないんだ。やっぱり皆に嫌われてるんだ。って、理由をつけて諦めることにしたんだよね。
あの時の私には、それしか出来なかったんだと思う。
でも、あとになって色んな人から「あーちゃんならないの?丸つけたのに」とか、「また諦めてる?のびしろしかないのに」って言ってもらったの。それを聞いて、「ああ、そんな風に思ってくれていた人がいたんだ」って思って、うれしかった。
同時に、何であの時、私は諦めちゃったんだろうって考えたんだよね。今になって考えると、あの時の私は評議員になれなかったことだけじゃなくて、自分で自分の可能性を諦めちゃったことを後悔してるんだと思う。
だって、あの時は自分で変えたいって思って勇気を出して立候補したはずなのに、結果が出なかったからって、そこで諦めちゃったから。でもさ、結果が出なかったからって、本当にそこで終わりにして良かったのかなって。もちろん、その時の私にはその時なりの苦しさがあったし、簡単に切り替えられるものでもなかったんだよね。
それでも、もう少し自分の可能性を信じてあげられていたら、何か違っていたのかなって思うんだよね。

私は昔から、ママの後悔を何度も聞いてきたの。ママは「保育園の先生になりたかった」って話してくれることがあって。何度もその話を聞いていたから、ママは本当になりたかったんだろうなって思ったし、何度も話したくなるくらい、心に残っていることなのかなって思った。
だからこそ自分が大人になった時、私も「あの時こうしておけばよかった」って、やらなかったことを何度も後悔するようにはなりたくないなって思ったんだよね。でも、そんなことを思っていた私自身も、やりたかったことを諦めてしまった経験があった。

じゃあ、どうしたら後悔しないように生きられるんだろう?

私は最近、自分の気持ちを大切にすることが必要なんじゃないかなって思うようになったんだよね。
もちろん、周りの人のことを考えるのは決して悪いことじゃないと思う。相手がどう思うか考えることも大切だし、周りの人との関係を大切にしたいって思うことも、悪いことではないと思う。
でも、周りのことばかり考えて、自分がどうしたいのかを考えられなくなってしまったら、それは少し違うんじゃないかなって思うんだよね。
周りの目を気にしているうちに、本当はやりたかったことを諦めてしまったり、自分には無理だって決めつけてしまったり。そうやって、自分の気持ちを自分ではなかったことにしてしまうのは、もったいないんじゃないかなって思う。

だから、みんなにも少しだけ自分自身に問いかけてみてほしい。
自分は本当はどうしたいんだろうって。
今、やってみたいと思っていることはある?
周りの目が気になって、諦めていることはない?

もちろん、自分の気持ちが分からないことだってあると思うし、やりたいと思っても、すぐに行動できないことだってあると思う。
私だって、まだ自分がどうしたいのか、いつもはっきりわかっているわけじゃない。それでも、自分の気持ちを考えることをやめないでいたいし、自分がやりたいと思ったことを、周りの目や一度の失敗だけで諦めてしまわないようにしたい。
みんなも、もし今、心のどこかにやってみたいと思っていることがあるなら、小さな一歩でもいいから、行動してみてほしい。いつか振り返った時に、「あの時やってみて良かった」って思えるから。

だからこそ、これからも自分がどうしたいのか一度考えてみてほしいなって思います。
みんなは、どう思う?


自分と向き合って書き上げた原稿。きっと書きながらシンドイと思うこともあっただろうし、原稿の中にもあったように、「これを読んでどう思われるかな」という気持ちもあったかもしれません。それでも、後悔しない選択をしてほしい、自分の気持ちを大事にしてほしい、とみんなに伝えてくれました。
大人になっても、こうしていたら良かったかなという後悔は大小に関わらずたくさんあります。それでも最後に「これで良かった」と言える選択をしていきたいなと思いました。
素晴らしいお話、ありがとうございました。

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