経験を豊かにする、イベントや取り組み 2021.7.2

鈴木商会×HASSYADAI×北星余市のコラボ授業

SDGsって?自分たちの将来にどんな関係があるの?

今堀 浩

みなさん、おはようございます。
今週も終わりですね。長いような早いような、、今日も1日頑張りましょう!

さて、今日のブログは今堀に記事を書いてもらいお届けします。
私髙崎は写真撮影の為に現場にいたのですが、すっかり話に聞き入ってしまいました(笑)
それでは早速コラボ授業の様子をどうぞ!


今回のブログは、2年生を対象に組んだ特別授業の様子を紹介します。
SDGsに取り組んでいる企業で働く若者から話を聞いて、「SDGsってどんな風に自分たちの生活につながっているのか」と「働くことについて少し考える機会を作ってみよう」というコンセプトで企画した授業です。今回は、2年生限定の授業となりましたが、今後はいろんな学年に向けた企画も考えていきたいと思います。

鈴木商会
は、札幌市内のリサイクルを扱う企業です。
廃棄される家電や金属を回収し、再利用できる形で資源リサイクルを行っていますが、実は本校の旧体育館や旧校舎の解体で出てきた金属も、この鈴木商会に運ばれていたそうです。
なぜ、この鈴木商会に来てもらったかといいますと、以前から本校とつながり講演などをお願いしてきた、東京に拠点を置き、学校を中心に「自分の生き方を自分で選択しよう」といった講演などを行うHASSYADAI Social
からの紹介がきっかけでした。

2020年の終わり頃、講演
に来てもらった後、HASSYADAI(以下「H」)と北星余市(以下「北」)でまた来年も講演が出来たらいいですね、外部の人を呼ぶのはどうですか、できれば年齢の近い社会人を招いて働くことについて語ってもらうのっていいかもしれないですねという話になり、、

H「僕たちのつながっている企業で、リサイクルをやっている会社があるんですけど、そこならきてもらえるはずです」
北「なかなか話を聞く機会が持てなさそうな業種ですね。仕事の内容とか、社会とのつながりを語ってもらえたら、面白そうですね」
H「その会社、SDGsの取り組みもやってるので、社会科としてそういう話もしてもらえたらいいと思うんですけど」
北「ちょうど1年生の現代社会で扱ってますし、学校としてそのあたりは教材として扱いたいと2年ほど前から考えてたので…」

という流れで決まった企画でした。


さて、そんなこんなの準備を進め、当日。 鈴木商会から来てもらった社員は全員20代前半。本当に生徒と年齢の近い社員の方達でした。 「緊張してます?」と聞くとちょっと引きつった笑顔で「昨日からドキドキです」との返事。

最初は全体に向けて今回の企画を説明するHASSYADAI Socialの勝山さん。
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勝山さんからは、

①SDGsって、自分たちの生活にどう関わっているのか。
②SDGsを企業理念として掲げている会社って、どんな風に取り組んでいるの
③そこで働く人って、どんな気持ちで働いているの

というポイントで概要が説明されました。

特に①に関しては、「ちょっと高いけど、修理してくれたり何年も着られる服を買えば、ゴミに出すことも少なくできる」とか「企業は、今後SDGsを意識した商品をださなければ、消費者が買わないようになっていく。企業としてそこをちゃんと取り組んでいくことがこれから大切になる。そんな世の中になっていく中で、みんなは商品を買うときに気をつけるし、みんなが働く頃にはそういう世の中になっているはず」「SDGsには全部で17の項目がある。日本ではそれほど重要ではないような項目もあるように見えるが、大きく考えれば日本にとっても大切な課題ばかり」というイントロダクションが伝えられました。
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この後、いよいよ3つのグループに分かれて、講師として招いた鈴木商会の3名の社員にそれぞれのライフチャートと現在の仕事に対する向き合い方を話してもらいました。
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3名それぞれ、趣味や働く際のモチベーション、現在の仕事に対する向き合い方は違っています。だからこそ、一人ひとりの個性が見えて、初めて会ったのになんとなく人柄が分かるようなお話をしてくれました。
「ゲームが好き」「バスケが好き」「吹奏楽やっていた」「みんなが働きやすいようにコンピューターのメンテを担っている」「尊敬できる上司がいる」「研修をしっかりやってくれるので安心して働ける」「高校生活を本当に楽しんでほしい」などなど、一人ひとりが生徒に向けて、等身大のメッセージを話してくれました。
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生徒の中には、個人的な興味を持った人もいたようで、お話の中で聞いた「飼い犬の名前はマイケル」とか「楽器はトロンボーン」、「クワガタ100匹飼っている」というメモがあちこちに。そういう所って、興味わくよね。
そして、生徒が「おお!」と反応したのが、2018年9月に起こった胆振東部地震の際に出た災害ゴミの回収に携わったというお話。
北海道内の生徒もたくさんいるので、「あの時ニュースでも見たゴミの山を鈴木商会が片付けたのか」と身近に感じたようでした。
最後に全員で記念撮影。
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特別授業終了後、昼休みを使ってお話ししたい生徒が残っていて、3名の社員さんがそれぞれ1〜3人の生徒と話をしてくれていました。
後で聞くと、自分のこれまでの生い立ち、今の悩み、今後の進路の考え方といった相談をされたそうです。
ほんの少し先を歩く先輩に相談したような感覚だったみたいです。 今回は、時間的に余裕のないプログラムだったのですが、生徒もいろいろ刺激を受けたようです。
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そして、特別授業の最後に勝山さんがこんな話をしてくれました。少し長いですが良ければ観てみてください。


「かっこいいの定義」みなさんの中にはありますか?

改めて、鈴木商会のみなさん、HASSYADAIの勝山さんと三浦さん、本当にありがとうございました!!!

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