経験を豊かにする、イベントや取り組み 2021.6.30

医療介護の現場のお話を聞きました。

現場の貴重なお話です。

みなさん、こんにちは。
今日もお天気のいい余市です。今週はお天気が良く気温が高い日が多く何だか嬉しいです。

さて、今日は教頭の妹尾にお伝えしてもらいます。
3年生に医療介護のお仕事のお話を伝えるべく、外部からわざわざ来ていただきました。


3年生を対象に医療介護の現場職業講話を行いました。

今年の3年生は、進路を考える上での参考にしてもらうべく、2年生の時に情報の授業で、IT業界や金融業界などの話を聞きましたが、今回は医療介護の現場の話を聞いてもらおうと、医療法人社団恵和会の三宅さんにお越しいただき、介護の現場についてお話しを聞きました。

今や日本は10人に1人が高齢者という、世界一の超高齢社会で、2060年には5人に3人が高齢者になると言われています。
そんな時代における介護の仕事は、今より一層、社会的役割も大きくなります。

介護の現場は、1960年代以降、急速な高齢化により法整備が追いつかず、2000年頃までは非常に厳しい労働環境でしたが、2012年以降、勤務年数や資格に応じた賃金体系が整備され、昔に比べかなり改善されてきているとのことでした。
ケアアテンダントから、実務経験を積み、介護福祉士、ケアマネージャーと、ステップアップしていくことができ、今日では

・年齢性別に関係なく、若くてもキャリアアップがしやすい。
・高卒求人の平均給与よりも高い。
・職を失うリスクが少なく安定している。
・働きながら国家資格が得られる。

などの魅力もあります。また、利用者さんの人間としての尊厳や誇りを尊重するため、身体拘束はせず、機能を高めるケアを目指しているなど、仕事上で大切にしていることも聞くことができました。

介護や福祉の分野へ進もうと考えている人だけでなく、これまで介護の分野に関心のなかった人も、この分野について少しでも知ることで、進路を考える参考にしてもらえたら幸いです。


現場からの貴重なお話、ありがとうございました。
お話を聞いた3年生はどうだったかな?
卒業後の自分や将来のことを漠然と考えて不安になる人もいると思います。どんな仕事をしよう、自分は何が得意なんだろう、何が好きなんだろう、、などなど。
職業と一括りにいっても、とてもたくさんあるので悩んでしまいますよね。でも、色んな選択肢があることを知っているのと知らないのとでは大きく違います。それを知らなければ好きか嫌いかも分かりません。今回、このお話を聞いて「あ、向いてるかも!」と思う人もいれば「私には無理だな」と思う人もいたかもしれません。それでも、それが分かったというだけでも気付きがあったわけで、立派な収穫だと思います。
なかなか自分自身で視野を広げるのは難しいですが、こういう機会に知らないことに触れて自分なりに吸収して考えてくれたら嬉しいな〜なんて思います。

改めてお話をしてくれた三宅さん、ありがとうございました!

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