経験を豊かにする、イベントや取り組み 2020.12.9

2020校内弁論大会 〜熱く語ろう!〜 

7分間に思いを込めて! 弁士が熱く語ります。

今堀 浩

前回のブログからもう3週間。随分お待たせしてしまいました。

今回の内容は、12月2日(水)に行われた弁論大会の様子です。

北星余市高校では、毎年6月末頃に「弁論大会」を開催しています。これは、北海道高等学校文化連盟弁論部門の全道大会(県大会)につながる地区予選として開催しています。この校内弁論大会の最優秀賞を取った生徒は、11月に開かれる全道大会に出場し、全道から集まったたくさんの弁士と競い合います。これがなかなか生徒にとっても引率する教員にとっても緊張と刺激をたくさん味わえる機会になっています。

全道大会で審査員をされる先生方からも、北星余市から出場する弁論は「北星弁論」として評価してもらえています。自分の過去の苦しみや失敗も含め生き方を振り返り、分析し、そして将来に繋げる意欲や気持ちを語る内容が評価されてきました。

 

ただ、今年は「新型コロナウイルス」の大きな影響から、全道大会も録音して競い合うという仕組みになったことや、開催時期に学校行事が重なるということから参加を見送りました。でも、「生徒が自分の思いを語る弁論は、弁士にとっても聴衆にとっても絶対に意味のある時間になる」ということから、自由弁論(例年は「課題の部」と「自由の部」に分かれて2日間開催しています)のみでも開催しようという判断を出しました。

出場者は、10名。自分の番が来るまで、他の弁士の弁論を聞きながら緊張して待ってました。

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改めて価値観を考え直すきっかけになる内容や、自分のこれまでの生き方を振り返って考えたこと、新しい環境をどう受け止めているかといった内容までさまざまな視点がありました。聴いている聴衆も、面白いところでは声を出して笑ったり、静かに聞き入る時間があったり。

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今回は、最優秀賞1名、優秀賞2名となりました。

最優秀賞は3年A組 水上健くんの「僕の見た座り込みはTVの中」。本文はこちら

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思い込みを捨て、「知る」ことで面白く感じることができることが日常にはたくさんある。でも、「知る」ことで違和感を感じることも世の中にはたくさんある。沖縄の基地問題がそうだ。米軍基地の問題でもあるのだが…。

優秀賞は3年A組 椎崎賢太郎くんの「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」

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同じく優秀賞 3年A組 佐々木菜月さん「クレヨン革命」でした。

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原稿作りから読み込み、表現力の高さを含めて審査をした結果でした。「どんな内容を扱うか」「そのことに自分がどれだけ分析や発見があるか」「構成の組み方は」「表現力を高めて聞く人を巻き込めるか」。このあたりの仕上がりが抜群な弁士達でした。

 

さて、来年。どんな弁論が聞けるのか。楽しみにしてください。

 

 

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