全日制高校の単位数は何単位?卒業に必要な単位と落とした場合の対応

2026.07.09 コラム

牧師・教員・経営者

後宮 嗣

USHIROKU TSUGU

全日制高校の単位数は、卒業できるかどうかに関わる大切なポイントです。高校卒業には原則74単位以上が必要ですが、学校によって卒業に必要な単位数や進級条件が異なる場合があります。

単位を落とした場合も、すぐに卒業できなくなるとは限りません。欠席状況や成績、補習・再履修の扱いは学校ごとに違うため、不安があるときほど早めに確認しておきたいところです。この記事では、単位の仕組み、卒業に必要な単位数、単位を落とした場合の対応を整理します。

この記事でわかる内容

  • 全日制高校の卒業に必要な単位数
  • 高校の単位の仕組みと認定される条件
  • 単位を落とした場合の影響と対応
  • 転校や不登校の場合の単位の確認ポイント

著者プロフィール

後宮 嗣。1989年北海道千歳市出身。京都府在住。札幌市の高校を中退後、2005年に北星余市高校へ入学。卒業後は明治学院大学国際学部国際学科へ進学し、業界大手商社に就職。2020年に退職し、同志社大学大学院神学研究科に入学。現在、牧師・教員・経営者として活動中。

「実力があればこそ楽しさも生まれる」「人にいい影響を与える生き方がしたい」という思いをもとに、自身の経験も交えながら、不登校や進路に悩む方へ向けて語ります。

公式インタビュー:https://www.hokusei-y-h.ed.jp/star_record/list/11765/

北星学園余市高等学校について、詳しく知りたい方へ

全日制高校の卒業に必要な単位数

全日制高校の卒業に必要な単位数

全日制高校を卒業するには、原則として74単位以上の修得が必要です。

ただ、実際に卒業できるかどうかは、単位数だけで決まるわけではありません。学校ごとに卒業に必要な単位数や進級・卒業の条件が決められている場合があります。「74単位あれば必ず卒業できる」と自己判断せず、在籍している学校のルールを確認することが大切です。

高校卒業には原則74単位以上が必要

高校を卒業するには、原則として74単位以上を修得する必要があります。

単位とは、授業を受け、出席や成績などの条件を満たしたときに認められる学習の記録です。簡単にいうと、「その科目をきちんと学んだ」と学校に認められたものです。

たとえば、国語、数学、英語、理科、地歴公民、保健体育などの科目で、それぞれ決められた単位を積み重ねていきます。

ただし、74単位という数字だけを見て安心するのは注意が必要です。卒業には、必要な科目を履修しているか、学校が定める卒業条件を満たしているかも関わります。

不安な場合は、現在の修得単位数と卒業見込みを、担任の先生や進路担当の先生に確認しましょう。

学校によって卒業に必要な単位数が異なる場合がある

高校卒業に必要な単位数は原則74単位以上ですが、学校によってはそれより多い単位数を卒業条件にしている場合があります。

たとえば、学校独自のカリキュラムやコース、進学指導、専門科目などの関係で、75単位以上やそれ以上の修得を求める学校もあります。

また、単位数だけでなく、特定の科目を履修しているか、必履修科目を終えているか、出席状況や成績が基準を満たしているかも確認されます。

そのため、「高校は74単位で卒業できる」と一般的に覚えるだけでは不十分です。自分の学校では何単位必要なのか、今の修得状況で卒業に近づいているのかを確認しましょう。

特に、欠席が多い場合や単位を落とした可能性がある場合は、早めに学校へ相談することが大切です。

高校の単位とは?仕組みをわかりやすく解説

高校の単位とは?仕組みをわかりやすく解説

高校の単位とは、授業を受けて一定の条件を満たしたときに認められる学習の記録です。

中学校まではあまり意識しない言葉なので、高校に入ってから急に難しく感じる人もいるかもしれません。大きく見ると、単位は「授業に出る」「課題やテストに取り組む」「学校の評価基準を満たす」ことで積み重ねていくものです。

授業時間・出席・成績評価によって単位が認定される

高校の単位は、ただ授業に登録しているだけでは認定されません。

基本的には、決められた授業時間に出席し、課題や小テスト、定期テスト、提出物、授業態度などをもとに評価されます。そのうえで、学校が「この科目の学習内容を修得した」と判断した場合に単位が認められます。

単位を落とす基準は学校によって異なりますが、主に次のような点が関係します。

  • 欠席が多く、必要な授業時間を満たしていない
  • テストや成績が基準に届いていない
  • 課題や提出物が不足している
  • 補習や追試の対象になっても対応できていない

つまり、単位は出席だけでも、テストの点数だけでも決まるわけではありません。

不安がある場合は、どの科目が危ないのか、何をすれば単位認定に近づけるのかを早めに確認しましょう。

必履修科目と選択科目の違い

高校の科目には、卒業までに学ぶ必要がある科目と、自分の進路やコースに合わせて選ぶ科目があります。

必履修科目とは、高校卒業までに原則として学ぶ必要がある科目です。国語、数学、英語、理科、地歴公民、保健体育、芸術、家庭、情報など、学校の教育課程に沿って履修します。

選択科目は、学校やコースによって選べる科目です。大学進学を意識した科目、専門分野に関わる科目、興味に合わせて選ぶ科目などがあります。

卒業には、合計の単位数だけでなく、必要な科目を履修しているかも関わります。

そのため、「単位数だけ足りていれば大丈夫」とは言い切れません。

自分が卒業に必要な科目を履修できているか、単位数に不足がないかは、学校の先生に確認しておくと安心です。

全日制高校で単位を落とすとどうなる?

全日制高校で単位を落とすとどうなる?

全日制高校で単位を落とした場合でも、すぐに卒業できなくなるとは限りません。

学校によっては、補習や追試などの対応が用意されている場合があります。ただ、落とした単位数や科目によっては進級や卒業に影響することもあるため、「単位を落としたかもしれない」と感じたら早めに学校へ確認しましょう。

すぐに卒業不可とは限らないが早めの対応が必要

単位を落としたからといって、すぐに卒業できなくなるとは限りません。

学校によっては、補習や追試などで対応できる場合があります。

ただし、対応できる時期には限りがあるため、放置しないことが大切です。

まず確認したいのは、卒業や進級に影響する可能性があるかです。

影響がある場合でも、今からできる対応が残っていることがあります。本人だけで抱え込まず、担任の先生や教科担当の先生に相談しましょう。

留年や進級に影響するケース

単位を落とした場合、留年や進級に影響することがあります。

特に、学年制の高校では、学年ごとに進級条件が決まっていることがあります。一定数以上の単位を落とした場合や、必履修科目を修得できなかった場合は、進級が難しくなるケースもあります。

ただし、どのくらい単位を落とすと進級に影響するかは、学校によって異なります。

1科目だけで必ず留年になるとは限りません。

単位を落とすリスクは、学校のルールや落とした科目によって変わります。まずは担任の先生に相談し、今からできる対応を確認しましょう。

学年制・単位制・通信制で単位の考え方はどう違う?

学年制・単位制・通信制で単位の考え方はどう違う?

高校の単位は、学校の仕組みによって扱われ方が変わります。

特に違いが出やすいのは、学年制、単位制、通信制の3つです。どの仕組みでも卒業に必要な単位を修得する点は同じですが、進級の考え方や学び方には違いがあります。

比較項目 学年制の高校 単位制の高校 通信制高校
基本の考え方 学年ごとに進級する 必要な単位を積み上げる レポート・スクーリング・試験などで単位を取る
進級 学年ごとの条件がある 学年の区切りが比較的ゆるい場合がある 学校ごとの仕組みによる
単位を落とした場合 進級に影響することがある 必要な単位を取り直す場合がある 再提出・再履修などで対応する場合がある
学び方の柔軟性 時間割が決まっていることが多い 科目選択の幅がある場合がある 自宅学習中心で進める場合が多い
向いている人 毎日通いながら学びたい人 自分に合う科目を選びながら学びたい人 自分のペースで学びたい人

この表は、一般的な違いをまとめたものです。

実際の仕組みは学校によって異なるため、「単位制だから必ず自由」「通信制だから簡単」とは言い切れません。

大切なのは、自分の学校では単位をどう取るのか、落とした場合にどのような対応があるのかを確認することです。

学年制の高校は進級条件に注意が必要

全日制高校の多くは、学年ごとに進級する仕組みです。

このような学校では、1年生から2年生、2年生から3年生へ進むための条件が決められている場合があります。単位を落とした科目や数によっては、進級に影響することもあります。

ただし、1科目落としただけで必ず留年になるとは限りません。

進級条件は学校によって異なります。

単位に不安がある場合は、「卒業に必要な単位数」だけでなく、「進級に影響するか」も確認しておきましょう。

単位制高校は単位を積み上げて卒業を目指す

単位制高校は、必要な単位を積み上げて卒業を目指す仕組みです。

学年制と比べると、科目の選び方や学び方に柔軟性がある場合があります。自分の進路や状況に合わせて、必要な科目を選びやすい学校もあります。

ただし、単位制高校でも、自由に好きな科目だけを選べば卒業できるわけではありません。

卒業に必要な科目や単位数は決められています。

「単位制なら楽そう」と考えるのではなく、自分に必要な単位を計画的に取れるかを確認することが大切です。

通信制高校は自宅学習と登校を組み合わせる場合が多い

通信制高校では、自宅学習を中心にしながら、必要な登校や試験を通じて単位を修得する場合が多いです。

レポート、スクーリング、試験などを通して学習を進めます。

スクーリングとは、学校などに登校して授業を受ける日のことです。

通信制は自分のペースで学びやすい一方で、学習を進めるための自己管理も必要になります。提出物や登校日を忘れてしまうと、単位の修得に影響することがあります。

どの仕組みが合うかは、本人が希望する学び方によって変わります。卒業まで無理なく続けられるかも確認しましょう。

不登校や欠席が多い場合でも単位を取れる可能性はある?

不登校や欠席が多い場合でも単位を取れる可能性はある?

不登校や欠席が多い場合でも、すぐに単位をあきらめる必要はありません。

学校によっては、補習や課題などで対応できる場合があります。単位が認められるかどうかは、欠席の状況や学校のルールによって変わるため、まず担任の先生に相談し、今から単位を取れる可能性があるか確認しましょう。

単位に不安があるときの確認ポイント

単位に不安があるときの確認ポイント

単位に不安があるときは、今の状況を正確に知ることから始めましょう。

「卒業できないかもしれない」と悩んでいても、どの単位が足りないのか、今から対応できるのかは一人では判断しにくいものです。まずは学校に相談し、卒業までに何が必要なのかを確認しましょう。

学校に確認したいこと

単位に不安がある場合は、次の点を確認しましょう。

  • 卒業までに必要な単位が足りているか
  • 単位を落としそうな科目があるか
  • 補習や課題で対応できるか
  • 卒業や進級に影響があるか

細かい制度をすべて自分で理解しようとしなくても大丈夫です。

まずは「卒業までに今から何をすればよいか」を確認することが大切です。

担任の先生や教科担当の先生に相談し、必要があれば保護者も一緒に確認しましょう。

単位や卒業に不安があり、今の学校で通い続けることが難しい場合は、環境を変えて学び直す選択肢もあります。

転校を考えるなら、単位の扱いだけでなく、転校先の学校見学や個別相談も早めに行いましょう。パンフレットや公式サイトだけでは、学校の雰囲気、先生や生徒の様子、学習サポートの実際までは分かりにくいことがあります。

実際に見学すると、入学後の生活をイメージしやすくなります。単位の引き継ぎや卒業までの見通しについても、今の状況を伝えたうえで具体的に確認できます。

全日制で学び直したい場合は、北星学園余市高等学校も相談先のひとつです。資料請求・学校見学・個別相談を通じて、現在の状況を相談してみてください。

まとめ:単位数は卒業に直結するため、不安があれば早めに確認・相談する

まとめ:単位数は卒業に直結するため、不安があれば早めに確認・相談する

全日制高校を卒業するには、原則として74単位以上の修得が必要です。ただ、卒業に必要な条件は学校によって変わる場合があります。

単位を落としたかもしれない、欠席が多くて不安、今のまま卒業できるか分からない。そう感じたときは、自己判断で抱え込まず、まず学校へ確認しましょう。補習や課題など、今からできる対応が残っている場合もあります。

全日制で環境を変えて学び直したい場合は、北星学園余市高等学校も相談先のひとつです。単位や卒業に不安がある方は、資料請求・学校見学・個別相談を通じて、現在の状況を相談してみてください。

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