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実生活について

卒業生からのメッセージ

名前がイニシャルのみで恐れ入りますが、私は32期生で98年度卒業生です。4月になり春風を感じると入学したばかりで不安で一杯のあの頃を思い出す時があります。
親と遠く離れ、周りは知らない人ばかりの下宿生活。最初はやはり辛いなんてものじゃなかったですが一ヶ月もすればあの不安が嘘のように楽しく登校できていました。

正直私は学校が大嫌いでした。偽善と横暴と自己保身の塊のような場所に「どうして」「何を教わりにいくのか」理解できませんでした。
友達という友達は皆腫れ物に触るような態度でしか私を見ないのも堪えがたかったです。不登校は悪としか捉えられない人間がいる場所に私の居場所はありませんでしたし、家でも厄介者扱いされるときも…。

しかし北星余市に一週間も登校すればこの学校は自分の理解の範疇を超えた所なのだと理解できました。馴れ合いや偽善の優しさなど存在しない、本当の思い「実のある本音」「本当の人間同士のふれあい」がそこにはありました。

新入生として今年から北星余市にお子さんを送り出す父母の方々、どうかこの学校を、自分のお子さんを信じてください。
人生を諦めかけた私が3年間病欠以外休まなかったのですから…
3年間素晴らしい経験をして彼等はいろんな意味で大きく成長すると思います。私もそんな彼等を応援する気持ちで一杯です。

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