生活指導
親元から離れてこそ、見えてくるものがあります。
本校には、日本各地から若者が集まって来ています。約8割が道外生です。
道内遠隔地出身生も加えると、9割近くの生徒が下宿生活を送っていることになります。
本校と提携して、本校生のみを受け入れてくれている、寮・下宿が40数軒あり、全て、余市町民の方々による民間経営です。つまり、地域によって支えられてきている学校とも言えます。
年令も出身も学年も、更には、それまでの引きずってきた過去も違う若者達が、「北星余市」での高校生活を求めて来たという一点で出会い、寝食を共にするのです。寮・下宿のおじさんやおばさん達(管理人)は、浜育ちで昔かたぎの人が多かったりして、自分の子育ての時と同じように、人間としての当たり前の作法を要求してきます。そして、縁あって預かった子供達(下宿生)をなんとか卒業まで辿り着かせたいと必死になってくれます。
ここでは、自分の好き勝手に振る舞っていた地元での、我が家でのような生活はありません。しかし、それ以上に大切な、人と人との関わり方を、身をもって学ばされます。共通の目的のもとに、同じ空気を吸い、同じ釜の飯を食い同じ時間を共有する仲間の存在を意識するようになるのです。
そして、親のこと、家族のこと、家のこと、これまで身近にあったものが、離れてこそ見えてくる、その存在かが伝わってくることにも気づきます。

